Hello Madison!
マジソンはシカゴの近く、2つの湖に挟まれ、キャピタルを中心に構築された美しい都市。空港からバスで中央まで、珍しく苦労なしにホステルに到着。シャワーをあびて散歩。キャピタルで野外クラシックコンサートが開かれていて、たくさんの人たちが、おもいおもい芝生の上でピクニックをしている。不思議なことに、こんなに多くの人がいるのに、ぜんぜん殺気立った雰囲気がない。のんびりとしている。「そういえば、人が集まったからって、殺気立つ必要はないよね」と当たり前のことに気がつく。
始めての国際学会。学会自体はすでに今日から始まっていて、わたしは2日目からの参加。将来のことを考えて、まずは1度オーディエンスとして参加してみようと思い立った。しかし本当に得るものがあるのかどうか。半信半疑。知り合いはいないし。。。
きっとこの人だかりの中には、学会の関係者もいるかもしれない。
そう思うと、すべての人が、大学教授のように見えてくる。
ぷらぷらしてから、ホステルの人に勧められたパブで食事。
こういう時に同じ研究室の仲間がいたら心強いだろうな。
今はお気楽な気持ちだけれど、もし自分が発表するとなったら、こんなに気楽ではいられないのだろうな。来年の自分に想いを馳せる。
ボックス席でひとりで食事。
ちょっと離れた席から、賑やかな声が聞こえる。
団体さんが賑やかに語らっている。
笑い声。
いいな。
ひとりだとつまらないな。
誰か話す人がいたらいいのに。。
団体さんが帰り支度をして、会計のするために、わたしの席を通っていく。
あれ〜???ヒュースさん〜!!!!!
えええ〜〜〜〜、植田先生〜〜!!!!
なんと、その賑やかな団体さんは東大の植田先生と研究室のメンバーではありませんか〜!!!
植田先生は工藤先生から、わたしが学会に来ることをご存知で、
ニコニコしながら「明日からよろしくね〜」とおっしゃいました。
国際学会が、急にリアルな自分ごとに。
さて、どんなことが、私を待っているのかな。