シアトル到着1日目。7時ごろにマーケットシアターに行った。
「たぶん誰かしらいるだろう〜」と思って。
ロビーには、ワークショップ参加者とジェイが。
ジェイとハグ。
お土産の「萩の月」を手渡す。(冷蔵庫に入れてほしくてね)
劇場ではリハーサルをしているという。
新しいロングフォームのスタイル。トニーが演出。
なんとフィラデルフィアに引っ越したジルが帰ってきているという!
ジルはオーカスアイランドプロジェクトの仲間で、女性インプロバイザーとしては超一流の人。人間としても暖かい人。
劇場に入ると、トニーやジルや新しい人たちがリハをしていた。
トニーとハグ。
ジルとハグ。
その後リハーサルを見学した。
途中で、ランディがやってきて、リハーサルに合流。
ランディとハグ。
さて以下はリハをしていたロングフォームのこと。
2カップルが登場するロングフォーム「4ハート」。
イメージとしては「バージニアウルフなんて怖くない」。
観客は「パーフェクトじゃないカップル知ってますか。教えてください」と聞かれる。エピソードではなく、2人の関係性とそれぞれの人の特徴。それらは解体されて、演じる4人の俳優に振り分けられる。シーンは1幕で、どちらかのカップルの家が設定。「どんな家?どんな部屋?」と観客はたづねられる。観客からもらった設定で、シーンがスタートする。「できるだけ登場人物がダイレクトに言いたいことをぶつけるシーンを作ってみよう」と試行錯誤していた。(「バージニアウルフ」みたいに。
リハをみていて、いつも感じる疑問がまた湧いてきた。
ロングフォームインプロはどこへ行こうとしているんだろう?
「台本芝居のように見えるインプロ」が目的なのだろうか。
そうだとしたら、台本芝居をやればいいじゃないか。
それならば、「即興で台本芝居のように見える演劇をつくる」ことの意義は何なのだろう??
分からない、分からない。
リハーサル後にみんなと飲みにいった。そこで聞こうとしたけど、いいタイミングを逃してしまって聞けなかった。この旅のどこかで聞いてみたいものだ。
それにしても、このフォーマット、ステレオタイプにならないように気をつけないと、パターン化しそうな予感もした。嘘のないディテールの表現がポイントだろう。
日本でやったらどうなるだろうかとずっと想像していた。
人生経験のすくない若者が真似してやったら、とんでもなくつまらないものになるだろう。ステレオタイプで。むしろ自分たちの世代のことを描いたほうが面白くなるような気がする。