ニュージーランドのオークランド・シアター・カンパニーによる
ブレヒト作「セチュアンの善人」の稽古中です。
オークランド・シアター・カンパニーはニュージーランドで一番成功している劇団で、
毎年6−8本の作品を上演しています。
今回なんと光栄なことにお声がけいただき、出演することになりました〜!
おそらく日本人が出演するのは、私が初めてだと思います。
キャストも豪華。
主演は、テレビドラマで常に主役を努めているロビン・マルコム
脇役の役者さんたちは、このカンパニーの常連でもある名だたる名優たちばかり。
国籍もバラバラで、ニュージーランド人、マオリ人、ポリネシア、アフリカン、中国人、日本人など。わたしは妻役+アンサンブルで出演します。
劇場はオークランドで一番おしゃれなQシアター。
日本にはなかなか見られない、おしゃれな劇場です。
いつもは「どうなるか分からない」インプロの世界で演じていますが、今回はがっつり「台本」があります(しかも英語〜冷や汗!)。そろそろ台詞を覚え始めているところです。
インプロで行う演劇もステキですが、このように豊かなストーリーと台詞の演劇に取り組むのも、実に豊かな作業です。何度も練習して、新しい表現を探していく作業は、実は表現者にとっては、非常に大事なことなのではないかなと思います。
演出家のコリン・マッコールは、イプセン作品の演出で世界的に有名な方。この方の演出を受けるのも、今回のとてもとてもとても光栄なこと。
それにしても、ニュージーランドでは、稽古中もギャランティがでるんです。
(本番はもちろんのこと!)
こんなに豊かな作業に関わらせていただけて、しかもギャランティがいただけるなんて、何てなんて幸せなんでしょう〜!
たくさん吸収して、できる限りのことをしたいと思っています。